90歳になったらマイナンバーカードは必要ですか?

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90歳 マイナンバーカード 必要性は低く、未保有でも資格確認書で保険診療を受けられます。介護施設側への預託負担を考慮し、カードを作らない選択をする高齢者も多く存在します。医療保険者から無償交付される資格確認書は最大5年間有効です。
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90歳 マイナンバーカード 必要?保有 vs 未保有の選択

高齢期の医療や介護の準備において、90歳 マイナンバーカード 必要か悩む場面が増えています。管理の負担や紛失リスクを正しく理解し、自身の生活状況に合わせた適切な選択を検討することが大切です。

90歳になったらマイナンバーカードは本当に必要か?

90歳を迎えた高齢者にとって、マイナンバーカードが本当に必要かどうかは、日々の生活スタイルや健康状態といった個々の状況によって大きく異なります。カードの保有自体は法律上の義務ではないため、作らない、あるいは更新しないという選択をしてもペナルティが発生することはありません。しかし、医療機関への定期的な通院や、顔写真付きの公的な身分証明書が必要になる場面がどれくらいあるかによって、手元に残すメリットと管理する負担のバランスが変わってきます。

全国的な状況を見ると、高齢者 マイナンバーカード メリット デメリットを比較しながら保有する方が増えており、70代以上の世代では約80%から85%に達しています。これは多くの高齢者が医療機関を受診する際の手間を減らす目的などでカードを取得したことを示していますが、実際に使いこなせているか、あるいは安全に管理できているかという点では、年齢を重ねるごとに新たな悩みが生まれているのが現実です。

私自身の経験をお話しすると、91歳になる祖母のカード管理で激しい壁にぶつかったことがあります。祖母は「大事なものだから」と引き出しの奥深くにカードをしまい込み、いざ病院へ行く段階になって、家族総出で2時間も家じゅうを捜索する羽目になりました。結局、その日は見つからず、ひどい徒労感と本人への申し訳なさだけが残りました。90歳 マイナンバーカード 作らないとどうなるか不安になる前に、単に持っている便利さだけでなく、紛失や認知機能の低下に伴う「探すストレス」についても、あらかじめ家族で考えておく必要があります。

高齢者がマイナンバーカードを保有し続けるメリット

高齢者がカードを持ち続ける最大のメリットは、医療現場における手続きが大幅に簡素化される点にあります。特に通院や入院の機会が増える90代において、窓口での負担を軽減する仕組みが整えられています。

医療費の限度額適用認定証が不要になる

大きな手術や長期の入院が必要になった際、これまでは事前に役所の窓口へ出向き「限度額適用認定証」を発行してもらう必要がありました。しかし、マイナンバーカードを保険証として利用すれば、医療機関の窓口に設置されたリーダーで同意を示すだけで、自動的に高額療養費制度の限度額を超える支払いが免除されます。事前の申請手続きのために、体調が優れない本人や忙しい家族が役所へ足を運ぶ必要がなくなるため、急な体調変化が起きやすい90代にとっては非常に心強い味方となります。

過去の医療情報や薬の履歴を医師と共有できる

複数の病院にかかっていたり、多くの薬を処方されていたりする場合、本人の同意のもとで過去の投薬データや特定健診の情報が医師や薬剤師に共有されます。これにより、初めて受診する医療機関や旅先での急病時、災害時であっても、薬の重複投与や飲み合わせによる副作用のリスクを未然に防ぐことが可能です。お薬手帳を持ち歩き忘れたり、本人が現在の内服薬を正確に説明できなかったりする場面でも、正確な医療行為をスムーズに受けられます。

知っておきたいデメリットと管理のリスク

一方で、90歳という年齢ならではの身体的な負担や、防犯・管理面でのデメリットも見過ごせません。持っていることでかえって家族の負担が増えてしまうケースも存在します。

暗証番号の管理と紛失時のセキュリティリスク

マイナンバーカードには、氏名や住所、生年月日だけでなく、医療保険や口座情報といった極めて重要な個人情報が紐付けられています。そのため、外出時に紛失したり、家の中でどこに置いたかわからなくなったりした際のリスクは、従来の紙の保険証よりも格段に大きくなります。また、病院の窓口や行政手続きでは4桁の暗証番号を求められることがありますが、認知機能の低下により番号を忘れてしまい、何度も間違えてロックがかかってしまうというトラブルも頻発しています。

介護施設入所時における預かりの難しさ

将来的に特別養護老人ホームや介護老人保健施設などの高齢者施設へ入所する場合、健康保険証の管理を施設側に委託するケースが一般的です。しかし、マイナンバーカードは重要な個人情報の塊であるため、約94%の介護施設が「入所者のカードを預かって管理することは大きな負担であり、困難である」と回答しています。紛失トラブルを恐れる施設側からカードの預かりを拒否されたり、逆に預けることで紛失時の責任追及を巡って家族と施設の間で無用な混乱を招いたりする原因になっています。

カードを作らない・更新しない場合の代替手段

マイナンバーカードを保有しない、あるいは有効期限が切れたまま放置した場合でも、日々の生活や医療へのアクセスが完全に閉ざされるわけではありません。国はカードを持たない人への救済措置を用意しています。

医療機関を受診する際は、マイナンバーカードの代わりに「資格確認書」を提示すれば、従来の健康保険証と全く同じように保険診療を受けられます。資格確認書はカードを保有していない人に対して、各医療保険の保険者から原則として申請なしで無償交付されるため、寝たきりで手続きができない方でも安心です。ただし、この資格確認書の有効期限は最大で5年間と定められており、期限を迎えるごとに新しい用紙への差し替えが必要になる点には留意してください。[3]

また、顔写真付きの身分証明書としての機能についても、身体障害者手帳や精神障害者保健福祉手帳をお持ちであれば代替が可能です。もし有効期限を迎えるにあたってマイナンバーカード 更新 90歳で行うべきか迷う場合でも、他の手段が用意されています。
運転免許証をすでに自主返納している場合であれば、返納時に発行される「運転経歴証明書」があれば、銀行口座の手続きや本人確認において、期限のない公的な証明書として永続的に利用できます。

90歳の更新手続きにかかる負担を減らす特例措置

もし現在保有しているマイナンバーカードをそのまま維持したいけれど、90歳の本人が役所の窓口まで行くのが難しいという場合は、周囲のサポートや特例制度を賢く利用しましょう。無理をして外出する必要はありません。

申請者が75歳以上の高齢者である場合や、長期の入院、介護施設への入所、要介護認定を受けていて外出が著しく困難な状態である場合は、やむを得ない理由として「代理人によるカードの受け取りや更新手続き」が正式に認められています。本人の代わりに家族が窓口に行くことで手続きが完了しますが、その際は本人が外出困難であることを証明する書類(診断書や介護施設の入所証明書、ケアマネジャーが発行する公的な確認書など)と、本人および代理人の2人分の本人確認書類が厳格に求められます。

さらに、暗証番号の管理や入力がどうしても難しい高齢者のために、暗証番号の設定を一切不要にした「顔認証マイナンバーカード」という選択肢も用意されています。このカードは、本人確認を機器による顔認証か目視のみで行うため、4桁の番号を記憶しておく必要がありません。健康保険証としての利用や身分証明書としての機能はそのまま維持されるため、マイナンバーカード 更新 90歳の手続きを機に切り替えるなど、認知症への不安がある方でも紛失時の不正利用リスクを最小限に抑えながら使い続けることができます。

高齢期における医療アクセスの選択肢比較

90代になってからの医療機関の受診方法や管理スタイルについて、主に3つの選択肢があります。本人の認知機能や身体の状況に合わせて適切な方法を選びましょう。

マイナンバーカード(通常版)

  • 限度額適用認定証が不要になり、過去の投薬データが医師と共有されるため最もスムーズ
  • 4桁の暗証番号の記憶が必要。紛失時の個人情報流出リスクが比較的高い
  • 本人が自立して管理できる、または同居家族の手厚いサポートが期待できる場合

⭐ 顔認証マイナンバーカード

  • 通常のカードと同様に保険証利用や医療情報の共有が可能。顔認証で受診できる
  • 暗証番号が不要なため忘れる心配がない。オンライン手続きなどの一部機能は制限される
  • 暗証番号の管理に不安があるが、医療費免除などの利便性を維持したい場合

資格確認書(カードなし)

  • 従来の紙の保険証と同じ対応。高額医療費の免除には事前の紙の手続きが必要
  • 機械操作や番号入力が一切なく、紛失時の悪用リスクも最小限。施設への預け入れも容易
  • 寝たきりなどで外出の機会がない、または介護施設に完全な管理を委託したい場合
本人が在宅で過ごし、家族が手続きをサポートできるなら「顔認証マイナンバーカード」への切り替えが最も安全で利便性が高いでしょう。一方で、すでに介護施設へ入所しており、施設スタッフに日々の医療管理を委託している場合は、預かりトラブルを防ぐために「資格確認書」を選択するのが現場でも最も喜ばれる現実的な落としどころと言えます。

92歳の父のカード更新に同行した佐藤さんの体験談

千葉県に住む55歳の佐藤さんは、同居する92歳の父親のマイナンバーカードが有効期限を迎えるにあたり、更新手続きをどうすべきか頭を悩ませていました。父親は軽度の認知症があり、足腰も弱っているため、平日に役所の混雑した窓口へ連れて行くだけで大仕事になることが予想され、一時はこのまま失効させてしまおうかと考えていました。

最初の試みとして、佐藤さんは父親を車に乗せて近くの出張窓口へ連れて行きました。しかし、長時間の待ち時間と周囲の騒音のせいで父親はすっかりパニックになってしまい、窓口で写真撮影を行う段階になって激しく拒絶し、結局その日は手続きを断念して帰宅せざるを得ませんでした。佐藤さんは自分の配慮不足を激しく後悔しました。

諦めきれずに地域のケアマネジャーに相談したところ、外出困難な高齢者向けの特例制度があることを初めて知りました。役所のウェブサイトから必要な委任状のフォーマットをダウンロードし、自宅の白い壁の前でスマートフォンのアプリを使って父親の顔写真を撮影し、必要書類をすべて揃えた上で、佐藤さん単独で役所の窓口へ向かいました。

窓口では代理人審査が厳格に行われましたが、30分ほどで手続きは無事に完了し、暗証番号が不要な「顔認証マイナンバーカード」として更新することができました。これにより、その後の定期通院では父親が機械に顔をかざすだけで受付ができるようになり、暗証番号を忘れる恐怖から解放され、医療費の免除手続きも現場で一瞬で終わるようになりました。

追加ディスカッション

高齢者がマイナンバーカードを更新しないとどうなりますか?

カードの有効期限が切れても、法律上のペナルティや罰金は一切科されません。ただし、健康保険証としての利用ができなくなるため、医療機関を受診する際は代わりに「資格確認書」を提示する必要があります。身分証明書としての効力も失われますが、生活上の不便がなければ失効したまま放置しても問題ありません。

寝たきりで役所に行けないのですが、家族が代わりに受け取れますか?

本人が病気や身体の障害、要介護認定などで外出困難である場合に限り、代理人による受け取りが可能です。手続きの際は、医師の診断書や介護施設の入所証明書、ケアマネジャーが記入した顔写真証明書など、本人が来庁できない理由を証明する公的な書類が必要となります。通常の受け取りよりも必要書類が多いため、事前に自治体の窓口へ確認することをおすすめします。

認知症の親のカードを介護施設に預かってもらえますか?

多くの介護施設では、紛失時のセキュリティリスクや責任問題から、マイナンバーカードの預かりを拒否されるケースがほとんどです。施設側としては、暗証番号や個人情報の管理負担が重すぎるため、従来の保険証に近い形式である「資格確認書」での管理を希望することが一般的です。入所前に、施設の管理方針を必ず確認してください。

教訓のまとめ

カードの保有や更新は義務ではない

90歳を過ぎて手続きが身体的な負担になる場合は、無理にカードを作ったり更新したりする必要はありません。ペナルティは一切存在しません。

高齢のご家族が手続きされる際、身分証明書はどこで発行してもらえますか?とお悩みなら、事前に地域の窓口を確認しておくとスムーズです。
カードなしでも「資格確認書」で医療は受けられる

マイナンバーカードを持っていなくても、申請不要で届く「資格確認書」があれば、従来の紙の保険証とまったく同じように病院を受診できます。

管理が不安なら「顔認証カード」への変更を検討する

暗証番号の記憶や入力に不安がある高齢者には、4桁の番号設定を不要にした顔認証限定のマイナンバーカードが非常に有効な選択肢となります。

参考文献

  • [3] Mhlw - ただし、この資格確認書の有効期限は最大で5年間と定められており、期限を迎えるごとに新しい用紙への差し替えが必要になる点には留意してください。