ICloudの代わりに使えるNASは?

0 閲覧数
iCloudの代わりに使えるNASとして、SynologyやQNAP、UGREENなどのメーカーが挙げられます。それぞれの特徴や違いを比較して選ぶことが可能です。
フィードバック 0 いいね数

iCloudの代わりに使えるNAS: メーカー別の特徴と選び方

iCloudの代わりに使えるNASを選ぶ際は、各メーカーの機能や違いを把握することが大切です。自分に合った製品を見つけてデータを管理しましょう。

iCloudの代わりになるNASの選び方とおすすめメーカー

iCloudの代わりには、スマホ写真の自動バックアップや専用アプリが充実しているSynology、またはQNAPやUGREENのNASがおすすめです。買い切りで大容量を使えるため、毎月のサブスク料金から解放されます。

しかし、NASへの移行には、9割の人が見落としがちな致命的な注意点があります - これについては後述する「ストレージ最適化の落とし穴」のセクションで詳しく解説します。
正直なところ、すべての人が今すぐNASに乗り換えるべきではありません。用途と予算を正しく理解しないと、かえって不便になる可能性があります。

iCloudサブスクリプションとNASの初期費用・損益分岐点

クラウドストレージの課金は、塵も積もれば山となります。iCloudの2TBプランは毎月1300円の費用がかかり、5年間使い続けると合計78000円に達します。

一方で、初心者向けのNAS本体と4TBのハードディスクを2台購入した場合、初期費用は約55000円から65000円に収まります。

計算上、約42ヶ月(3年半)で損益分岐点を迎え、それ以降は完全にNASの方がコストパフォーマンスが高くなります。電気代を加味しても、4年目以降は年間10000円以上の節約になります。

私も以前は、毎月クレジットカードから引き落とされるサブスク料金に小さなストレスを感じていました。
NASに切り替えてからは、容量を気にせず高画質の動画を保存できるようになり、精神的にも非常に楽になりました。

要注意 - iPhoneの「ストレージを最適化」機能との決定的な違い

先ほど触れた「9割の人が見落とす注意点」がこれです。NASはiPhone本体の容量を自動で空けてはくれません。

全く違います。

Appleの「iCloud写真」には、iPhoneの空き容量が少なくなると、自動的に本体の写真を低解像度のサムネイルに置き換え、元の高画質データをクラウドに逃がす機能があります。

しかしNASの場合、写真は確かにバックアップされますが、iPhone本体のストレージ容量を最適化する機能は持っていません。つまり、容量を空けるためには、NASにコピーされたことを確認した上で、手動でiPhone側の写真を削除する必要があります。

これは大きな誤算でした。

私自身、「NASに繋いだからもう容量不足とは無縁だ」と勘違いし、旅行先で動画を撮ろうとした瞬間に「ストレージの空き容量がありません」という警告が出てパニックになった経験があります。
手動で消す手間 - これを受け入れられるかどうかが、iCloud 代わり NAS おすすめを選ぶ上での最大の分かれ道になります。

専用アプリによる閲覧の快適さ

手動で削除する手間はありますが、各メーカーの専用アプリ(Synology Photosなど)を使えば、NASに保存した写真をiPhoneの標準写真アプリとほぼ同じ感覚で閲覧できます。

サムネイルは高速で読み込まれ、AIによる顔認識や場所ごとの自動アルバム作成機能も備わっています。(プライバシーの観点からも、自前のサーバーでAI処理を行う方が安心だと感じる人は多いはずです)。

初心者でも失敗しないモデルの選び方

NAS選びで最も重要なのは、スペックよりも「自分にとって設定が簡単か」という点です。

NASは単なる外付けハードディスクではありません。小さなパソコンのようなものです。そのため、初期設定 - 昔はネットワークの専門知識が必要でした - でつまずいてしまい、結局押し入れの肥やしになってしまうケースが後を絶ちません。

自信がない方は、最初からハードディスクが組み込まれており、スマホでQRコードを読み込むだけで設定が終わるタイプの製品(Synology BeeStation DS223j 違いを比較した上での導入など)を強く推奨します。

おすすめNASメーカー3社の特徴比較

iCloudからの移行先として特に人気が高く、スマホ写真のバックアップアプリが優秀な3つのブランドを比較します。それぞれ強みが明確に異なります。

Synology (初心者におすすめ)

- 機械が苦手な方、安定した自動バックアップを求める方

- Synology Photosは顔認識やタイムライン表示に対応し、動作が極めて安定

- 非常に簡単。特にBeeStationやDS223jは直感的な操作が可能

QNAP

- パソコンの知識がある程度あり、コスパとハードウェアの拡張性を重視する方

- QfileやQuMagieなど、用途に合わせた複数のアプリを展開

- 中級者向け。設定項目が多くカスタマイズ性が高い

UGREEN

- 最新の機能やAI処理能力に興味があり、操作性の高いアプリを使いたい方

- AIによる高度な被写体認識など、最新のソフトウェア機能を搭載

- 新鋭ブランドながら、スマホアプリからの初期設定が非常に洗練されている

初めてNASを導入するなら、ソフトウェアの安定性とアプリの使いやすさで業界標準となっているSynologyが最も無難です。設定の手間を完全になくしたい場合は、ドライブ組み込み済みのBeeStationが最適な選択肢になります。

ケンジの脱iCloud課金ストーリー

東京都内のデザイン会社に勤めるケンジ(34歳)は、子供の写真や動画でiPhoneの容量が常に一杯になり、毎月1300円のiCloud課金に嫌気がさしていました。長期的な節約を目指し、評判の良いQNAPのNASとハードディスクを別々に購入しました。

しかし最初の週末、彼は壁にぶつかりました。ハードディスクの組み込みはできたものの、ネットワークのポート開放やIPアドレスの固定など、専門用語の連続で丸一日を無駄にしてしまったのです。奥さんからは「素直にiCloudにお金を払えばよかったのに」と冷たく言われる始末。

挫折しかけた彼は、専門知識が不要な「BeeStation」のようなHDD内蔵・クラウド連携型の存在を知りました。すぐに方針を転換し、古いNASをフリマアプリで売り、初心者向けモデルに買い替えました。

結果として、新しい機器の設定はスマホからQRコードを読み込むだけでわずか15分で完了しました。今では毎月の課金ゼロで、夫婦それぞれのスマホから写真を自動バックアップしています。3年間で数万円の節約になる計算で、その分を家族旅行の資金に充てることができています。

見逃せない要点

初期費用は約3年半で回収できる

NAS本体とドライブの導入には5万円程度の初期費用がかかりますが、毎月1300円のクラウド課金と比較すると、長期的には確実な節約になります。

スマホの容量確保には手動操作が必要

iCloudのストレージ最適化機能とは異なり、NASへバックアップした後は、iPhone本体のデータを自分で削除しないと空き容量は増えません。

初心者には完成品モデルが最適

ネットワークやパソコンの知識に不安がある場合は、ドライブ組み込み済みで設定が簡単なモデル(Synology BeeStationなど)を選ぶことで挫折を防ぐことができます。

質問まとめ

どのくらいの容量(2TB、4TBなど)を考えていますか?

写真や動画をメインに保存するなら4TBをおすすめします。現在のスマホカメラは高画質化が進んでおり、2TBでは数年で一杯になる可能性が高いからです。長期的な利用を見据えると、少し大きめの容量が安心です。

予算やHDDが最初から付いているタイプが良いか希望はありますか?

機械やネットワークの設定が苦手な方には、HDDが最初から組み込まれているタイプを強く推奨します。自分で部品を組み立てる手間がなく、スマホアプリの案内に従うだけで数分で使い始めることができます。

iCloudの容量がいっぱいになったら、次に何をすればいいか気になる方はiCloudストレージがいっぱいになったら何を消せばいいですか?もチェックしてみてください。

NASに保存した写真は外出先からでも見られますか?

はい、可能です。各メーカーが提供している専用のスマホアプリを使えば、インターネット経由でどこからでも自宅のNASにアクセスし、写真の閲覧や新しいデータのアップロードが行えます。