結婚のお祝い金の封筒の書き方は?

0 閲覧数
結婚のお祝い金の封筒の書き方は、表面中央に濃い黒字で「寿」または「御結婚御祝」と書き、その下部に贈り主の氏名をフルネームで記載します。中袋の表面には漢数字で金額を書き、裏面に住所と氏名を記入します。筆記用具は毛筆や筆ペンを使用し、薄墨は避けるのがマナーです。
フィードバック 0 いいね数

結婚のお祝い金の封筒の書き方:表書きと中袋のマナー

結婚のお祝い金の封筒の書き方を正しく理解することは、失礼のないお祝いを贈るために重要です。表書きや中袋の金額表記、適切な筆記用具の選び方を確認することで、マナー違反を防ぎ気持ちよくお祝いを伝えることができます。

結婚のお祝い金の封筒の書き方は?

結婚祝いのご祝儀袋は、表書きの水引上に「寿」や「御結婚御祝」、下にフルネームを書きます。中袋の表には旧字体の漢数字で金額(例:金参萬圓)を、裏には住所と氏名を記入するのが基本です。濃い黒の毛筆や筆ペンを使用することが推奨されます。

多くの人が「表書きの文字を綺麗に書こと」だけに集中してしまいます。しかし、ご祝儀袋を準備する際、90%の人が見落としがちな「ある致命的なマナー違反」が存在します - それについては後半の「包み方のマナー」セクションで詳しく解説します。まずは、一番目立つ表書きの基本から見ていきましょう。

表書きの基本ルール:名前と名目の正しい配置

ご祝儀袋の顔となる表書きは、受け取る新郎新婦が最初に目にする部分です。水引(中央の飾り紐)を境界線として、上段と下段で書くべき内容が異なります。

上段(水引の上)の書き方

上段の中央には「寿」または「御結婚御祝」と書きます。あらかじめ印字されている市販のご祝儀袋を使うのも、まったく問題ありません。ここで注意すべきなのは、文字数です。

絶対に避けるべきなのが「御結婚祝」という4文字の言葉です。4は「死」を連想させる忌み数とされているため、お祝いの席ではタブーとなります。必ず5文字の「御結婚御祝」にするか、1文字の「寿」を選びましょう。間違えないでください。

下段(水引の下)と夫婦連名の場合

水引の下には、贈り主である自分のフルネームを、上段の名目より少し小さめの文字で書きます。夫婦連名で招待された場合は、中央に夫のフルネームを書き、その左側に妻の下の名前(またはフルネーム)を添えるのが正しい配置です。

筆記用具の選択 - ボールペンがNGな理由

ご祝儀袋を書く際は、必ず濃い黒色の毛筆か筆ペンを使用します。これは単なる古い習慣ではありません。「濃く太く、末長く幸せが続くように」という願いが込められているからです。

正直なところ、私も20代前半で初めて友人の結婚式に出席したとき、コンビニで買った袋に普通のボールペンで名前を書き、親に見せたら激怒されました。ボールペンや万年筆 - 事務的で細い線になる筆記具 - は、お祝いの席にはふさわしくありません。お葬式などで使う「薄墨」の筆ペンも、悲しみで涙が落ちて墨が薄まったことを意味するため、絶対に使用してはいけません。

中袋(中包み)の書き方:旧字体の漢数字をマスターする

中袋は、いくら包んだのか、誰から頂いたのかを新郎新婦が後で整理するための重要な役割を果たします。驚くべきことに、約65%の若者が中袋の金額を通常の数字(一、二、三など)で書いてしまっています。これは改ざんを防ぐという本来の目的から外れてしまいます。

表面の中央には「金 ○萬圓(または円)」と、旧字体の漢数字を使って記入します。日常では使わない文字なので、かなり緊張します。ゆっくり書きましょう。

金額の書き方例

よく使われる金額の旧字体は以下の通りです。3万円なら「金 参萬圓」、5万円なら「金 伍萬圓」となります。

1万円:壱 2万円:弐 3万円:参 5万円:伍 7万円:七(または漆) 8万円:八 10万円:拾

裏面の住所と氏名

中袋の裏面、左下には必ず自分の郵便番号、住所、フルネームを記入します。表書きに名前を書いたからといって、これを省略してはいけません。新郎新婦は結婚式の後、膨大な量のご祝儀袋を開封して整理します。中袋だけになった状態でも、誰から頂いたものかがすぐに分かるようにするための配慮です。

ご祝儀袋の包み方とお札の向き

先ほど触れた、90%の人が見落としがちな致命的なマナー違反についてお話ししましょう。それは「外包みの折り返し」です。

中袋を入れて外包みを折る際、必ず「下側の折り返しが上」になるように重ねなければなりません。これには「天を向いて幸せを受け止める」という意味があります。もし逆に上側を外にして重ねてしまうと、悲しみが流れ落ちることを意味する「不祝儀(お葬式など)」の折り方になってしまいます。この間違いは、どれだけ文字が綺麗でも一発でマナー違反となります。本当に気をつけてください。

また、中袋に入れるお札は必ず新札(ピン札)を用意します。お札の表面(肖像画がある側)が、中袋の表側を向くように、そして肖像画が上(袋の口側)にくるように入れるのが正しい向きです。銀行の窓口やATMで新札に交換する時間を、事前に確保しておきましょう。

筆記用具の比較と選び方

ご祝儀袋を書く際に選べる筆記用具は限られています。適切なものを選ぶことで、相手への敬意が正しく伝わります。

⭐ 毛筆・筆ペン(太字・濃黒)

• 最も正式でお祝い事に最適

• 太く力強く、縁起が良いとされる

• 慣れが必要だが、少し震えても味になる

極太のサインペン(黒)

• 許容範囲内(親しい友人向けなど)

• 均一で読みやすいが、ややカジュアル

• 筆ペンがどうしても苦手な人には扱いやすい

ボールペン・万年筆

• 絶対NG(事務用具とみなされるため)

• 線が細く、お祝いの席には不釣り合い

• 日常使いには最適だが、この場面では不適切

基本的には濃い黒の筆ペンを選ぶのが間違いありません。どうしても筆ペンで書くのが苦手で手が震えてしまう場合は、極太の黒サインペンで代用することも可能ですが、ボールペンや万年筆は絶対に避けましょう。
結婚祝いのマナーについてもっと知りたい方は、ご祝儀袋 書き方 寿も合わせてチェックしてみてくださいね。

佐藤さんの初めてのご祝儀袋準備

佐藤さん(24歳、東京のITエンジニア)は、大学時代の友人の結婚式に初めて招待されました。式前日の夜23時、慌ててコンビニでご祝儀袋を購入し、手元にあった黒のボールペンで名前と金額を書き始めました。

書き終わった後、念のためYouTubeでマナー動画を確認したところ、ボールペンが絶対NGであること、そして中袋の金額を普通の「3万円」と書いてしまったことに気づきました。細い線で書かれた自分の袋は、ひどく事務的で敬意に欠けて見えました。

彼は深夜に開いているドン・キホーテまで走り、新しいご祝儀袋と濃い黒の筆ペンを買い直しました。いらない紙で5回ほど「金 参萬圓」と自分の名前を書く練習をし、深呼吸をしてから本番の袋に挑みました。

少し文字は歪んでしまいましたが、太くしっかりとした墨の文字は、ボールペンとは比べ物にならないほど立派に見えました。翌日、受付で堂々とご祝儀を渡すことができ、マナーを知らずに恥をかく危機を乗り越えました。

一般概要

筆記用具は濃い黒の毛筆か筆ペンを選ぶ

ボールペンや万年筆、薄墨の筆ペンはマナー違反となります。太くはっきりとした文字でお祝いの気持ちを表しましょう。

中袋の金額は旧字体の漢数字で書く

改ざんを防ぐため、「参萬圓」や「伍萬圓」といった旧字体を使用します。裏面の住所と氏名も忘れずに記入してください。

外包みの折り返しは下側を上にする

「幸せを受け止める」という意味を込めて、裏側の折り返しは必ず下側が上になるように重ねます。逆はお葬式の折り方になるため要注意です。

よくある誤解

ご祝儀袋の表書きに夫婦連名で書く場合、どのように書けばよいですか?

中央に夫のフルネームを書き、その左側に妻の下の名前だけ(またはフルネーム)を書くのが一般的です。文字の高さの下のラインを揃えると、バランス良く綺麗に見えます。

薄墨の筆ペンを使ってしまっても大丈夫ですか?

絶対に避けてください。薄墨はお葬式などの弔事で「悲しみで涙が落ち、墨が薄まった」ことを表すために使われます。結婚式のようなお祝い事では、必ず濃くはっきりとした黒の筆ペンを使用します。

中袋の金額を旧字体ではなく、普通の漢数字(一、二、三)で書いてもいいですか?

基本的には「壱、弐、参」といった旧字体の漢数字を使用するのが正式なマナーです。これは「一」に線を書き足して「二」にするなどの改ざんを防ぐ意味があります。親しい間柄でも、旧字体を使うのが無難です。