塗装の塗膜厚は何ミリですか?

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塗装 塗膜厚 何ミリが適切であるかは、一般的な住宅の外壁塗装において0.06ミリから0.1ミリの間です。この厚みは三回塗りを重ねることで形成されます。一回の塗装における乾燥後の厚さは約0.03ミリです。規定の膜厚を維持することが建物の耐久性を保護します。
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塗装 塗膜厚 何ミリ:0.06ミリから0.1ミリの基準

塗装 塗膜厚 何ミリになるかを把握することは、建物の寿命を延ばすために重要です。
適切な厚みがない場合、十分な保護機能を発揮できません。施工不良や早期の劣化といったリスクを回避するために、正しい基準値と回数の関係性を確認する必要があります。

塗装の塗膜厚は結局何ミリなのか?

一般的な住宅などの塗装における総膜厚は、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りで約0.06から0.1ミリ(60から100ミクロン)が目安です。

1ミリの10分の1という非常に薄い膜ですが、この厚みが建物を雨や紫外線から守る重要な役割を果たしています。正直なところ、ほとんどの人はもっと分厚いものを想像します。私も最初はそうでした。たった0.1ミリで10年も雨風に耐えられるのかと疑問に思ったものです。しかし、塗料メーカーの基準塗布量に従うと、このわずか0.1ミリ弱が最も耐久性を発揮する黄金比なのです。薄すぎるのは問題外ですが、厚ければ良いというものでもありません。

工程別に見る1回あたりの厚み

塗装は通常、3回の工程に分けて行われます。ここが重要です。

工程別に見ると、下塗りは約0.015から0.02ミリ(15から20ミクロン)となります。壁材と上に塗る塗料を密着させる接着剤の役割です。続く中塗りと上塗りは、それぞれ約0.02から0.03ミリ(20から30ミクロン)が基準です。これらを全て塗り重ねて乾燥させることで、最終的な0.1ミリという総膜厚が完成します。

外壁塗装 塗膜 厚すぎるとどうなる?「厚塗り」の罠

「どうせなら分厚く塗ってくれた方が長持ちするのでは?」

実は違います。

外壁塗装の塗膜が厚すぎると、逆に耐久性が劇的に下がります。塗料には製品ごとに規定の「基準塗布量」が厳密に定められています。これを無視して一度に厚く塗りすぎると、表面だけが空気に触れて先に乾いてしまい、内部に水分や溶剤が閉じ込められた「半乾き」の状態になります。

私も以前、自宅の小さな木製フェンスをDIYで塗装した際、面倒くさがって1回でべっとりと厚塗りをした経験があります。結果はどうなったか。3日経っても中がブヨブヨのままで、1ヶ月後には表面が見事にひび割れて剥がれ落ちました。結局すべて削り落としてやり直す羽目になり、週末の時間を丸ごと無駄にしました。プロの現場でも、規定を超える極端な厚塗りは乾燥不良や早期のひび割れ(クラック)を引き起こす最大の原因の一つです。

外壁塗装のトラブルの約70%は、この基準塗布量や乾燥時間が守られていないことによる施工不良が原因だと言われています。適切な塗料を、適切な厚みで塗る。これが長寿命化の唯一の正解です。

例外:弾性塗料や特殊塗料を使用した場合の膜厚

一般的なシリコン塗料やフッ素塗料は約0.1ミリが基準ですが、使用する塗料の種類によっては全く異なる厚みが必要になるケースがあります。代表的なのが、モルタル外壁などで使われる「弾性塗料」です。

通常の3倍以上の厚みになることも

ひび割れに追従する性質を持つ弾性塗料を使用する場合、塗装 1回あたり 膜厚を増やし、3回塗りの総厚が約0.3ミリから0.5ミリほどになることもあります。これは建物の動きや細かなひび割れに合わせて、塗膜をゴムのように伸び縮みさせる必要があるためです。専用の砂骨ローラーなどを使って、あえて波模様をつけるようにたっぷりと厚く塗っていきます。

さらに、ベランダや屋根のウレタン防水工事となれば、2.0ミリから3.0ミリという、外壁塗装とは比較にならない分厚い層を作ります。塗装する対象や目的によって、最適な「何ミリか」は変わるということです。

素人でもできる塗膜厚のチェック方法

ここまで読んで、一つの疑問が湧くはずです。 - 素人に0.1ミリの厚みなんて測れるわけがない - その通りです。

現場の職人であっても、塗っている最中にミリ単位で厚みを測っているわけではありません(一部の公共工事では膜厚計を使いますが、一般住宅では稀です)。では、手抜き工事や極端な薄塗りをどうやって防げば良いのでしょうか。

必要な「缶数」を計算して確認する

最も確実な防衛策は、塗料の「使用缶数」を確認することです。塗料メーカーは「1平方メートルあたりに塗るべき量(基準塗布量)」を公表しています。自宅の外壁面積に見積もりの基準塗布量を掛け合わせれば、工事全体で必要な塗料の缶数が簡単に割り出せます。現場に納品された新品の缶数と、工事が終わった後の空き缶の数を数えるだけで、規定通りの厚み(量)が塗られたかどうかがほぼ正確に把握できます。

塗料の種類別:推奨される塗膜厚の比較

使用する塗料の目的や種類によって、求められる膜厚の基準は大きく異なります。対象に合わせた適切な厚みが重要です。

一般的なシリコン・フッ素塗料

  • 一般住宅の外壁やサイディングボードの標準的な塗り替え
  • 約0.06から0.1ミリ
  • 薄く均一な膜で美観と防水性を保つ。最も普及している標準的な厚み

弾性塗料(厚塗り工法)

  • モルタル外壁など、ひび割れ(クラック)が起きやすい壁面
  • 約0.3から0.5ミリ
  • ゴムのように伸び縮みし、ひび割れに追従して雨水の浸入を防ぐ

ウレタン防水塗料

  • ベランダの床面や陸屋根など、雨水が直接溜まりやすい平らな場所
  • 約2.0から3.0ミリ
  • 完全に水を通さないための非常に分厚い層を形成する
多くの戸建て住宅の外壁で採用されるのは、一般的なシリコンやフッ素塗料による0.1ミリ前後の塗装です。モルタル壁でひび割れが心配な場合は弾性塗料が推奨されますが、専用のローラーを用いた熟練の技術が必要になります。ベランダ防水は全く別の工法となります。

塗布量不足のトラブル:佐藤さんの外壁リフォーム体験

埼玉県にお住まいの佐藤さん(45歳)は、築15年のマイホームで初めての外壁塗装を行いました。複数見積もりを取り、一番安い業者に依頼したのが始まりでした。契約時は安く済んで良かったと安心していました。

しかし工事中、職人の作業が異様に早く進むことに違和感を覚えました。佐藤さんが自分で計算したメーカーの基準塗布量に基づく必要缶数は約15缶でしたが、現場に置かれていた塗料はわずか8缶しかなかったのです。

業者を問い詰めると、塗料を規定以上に水で薄めてシャバシャバにして塗っていたことが発覚しました。安い見積もりのカラクリは、塗料代をケチって極端に薄い塗膜(おそらく0.03ミリ以下)で済ませる手抜き工事だったのです。佐藤さんは強いストレスを感じました。

結局、佐藤さんは第三者機関に相談し、業者に中塗りと上塗りのやり直しを求めました。この経験から、見積もりの金額だけでなく、契約前に「必要な塗料の缶数」を確認することの重要性を痛感したそうです。

要点

外壁塗装の黄金比は約0.1ミリ

一般的な外壁塗装の総膜厚は約0.06から0.1ミリです。一見すると頼りない薄さですが、この厚みが最大の耐久性を発揮します。

極端な厚塗りは早期剥がれの原因

規定量を超えて分厚く塗ると乾燥不良を起こし、かえって塗装の寿命を縮めます。適正な厚みを守ることが重要です。

厚みの確認は「缶数」で行う

0.1ミリの厚さを現場で測るのは難しいため、事前に必要な塗料の缶数を把握し、実際の使用量(空き缶の数)で施工品質を確認しましょう。

知識の拡張

塗装の塗膜厚は何ミリですか?

一般的な住宅の外壁塗装では、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りの合計で約0.06から0.1ミリ(60から100ミクロン)が目安となります。

外壁塗装で塗膜が厚すぎるとどんな問題がありますか?

規定の基準塗布量を超えて一度に厚く塗りすぎると、内部が乾燥せず半乾き状態になります。結果として、数ヶ月で表面にひび割れが生じたり、塗膜が剥がれ落ちる原因になります。厚塗りすれば長持ちするというのは大きな間違いです。

我が家の塗り替えで損をしたくない方は、まず塗装の膜厚の基準は?を確認してみましょう。

業者がちゃんと規定の厚みで塗ってくれたか確認する方法はありますか?

見積もり書にある塗布面積とメーカー指定の基準塗布量から、必要な塗料の「缶数」を計算するのが一番確実です。現場に納入された缶数と使い切った空き缶の数を確認することで、手抜き工事を防ぐことができます。