日本人に人気のベトナム料理は?

0 閲覧数
日本人に人気のベトナム料理は、あっさりした味付けで辛くないメニューが多い。代表的な定番料理は以下の通り。 フォー:米粉で作られた優しいスープの麺類 生春巻き:野菜やエビを包んだヘルシーな一品 バインミー:具だくさんで食べやすいベトナム風サンドイッチ
フィードバック 0 いいね数

日本人に人気のベトナム料理?定番メニューとおすすめ

日本人に人気のベトナム料理は、ヘルシーで食べやすい特徴があります。初めての方でも親しみやすい味わいが魅力です。
定番の人気メニューを詳しく学び、お気に入りの一品を見つけてみましょう。

日本人に人気のベトナム料理とその背景

日本人に人気のベトナム料理は、あっさりとした出汁と米食文化が親しみやすいフォーや生春巻きです。主食が米であり、スープや出汁を重んじる食文化が日本人の口に合います。野菜やハーブ、魚醤(ヌクマム)を多く使い、油っぽさが少なくさっぱりしているため女性にも人気です。

日本国内におけるベトナム料理の注目度は年々高まっています。ある飲食チェーンの市場動向データによると、日本国内のベトナム料理レストランの登録店舗数は、2019年の約710店舗から2025年には1100店舗を突破する規模へと急増しました。私が初めてベトナム料理店に入った10年前は、まだ都内でも数えるほどしかありませんでしたが、今やオフィスの近くや地方都市の商業施設でも当たり前に見かけるようになりました。この背景には、在日ベトナム人の増加に加えて、ヘルシー志向な日本人のニーズが完璧にマッチしたことがあります。ベトナム料理 日本人 口に合う理由は、油を多用する他のアジア料理に比べ、素材の味を活かしたスープや豊富な生野菜が主役であるため、毎日食べても胃もたれしないのが強みです。

しかし、ここで一つ疑問が浮かぶはずです。これほど馴染み深い料理なのに、なぜ「本場の味はハードルが高い」と言われることがあるのでしょうか。その答えは、多くの日本人が一度は直面する、ある決定的な苦手要素に隠されています。実は、ベトナム料理を美味しく楽しめるかどうかを左右する最大の分岐点が存在するのですが、それについては後半の香草対策のセクションで詳しくお話しします。

これだけは外せない!日本人が好きなベトナム料理の定番人気メニュー

初めてベトナム料理に挑戦するなら、まずは絶対に外さない王道の定番メニューから始めるのがおすすめです。ここでは、日本人の舌に合いやすく、国内でも現地でも広く愛されている代表的な5つの料理を厳選して解説します。

1. フォー(Phở)- 優しい出汁が染み渡る国民的米粉麺

フォー(Phở)は、牛骨や鶏ガラベースの優しいスープに、平打ちの米麺を入れたベトナムの国民食です。じっくりと時間をかけて濁らせずに取った透明なスープは、日本のうどんや塩ラーメンの出汁文化に非常に近く、一口すするだけでホッとするような安心感があります。具材は薄切りの牛肉(フォー・ボー)や鶏肉(フォー・ガー)が一般的で、ネギやタマネギが彩りを添えます。現地では朝食として食べられることが多く、お好みでライムを搾ったり、少量のチリソースを加えて味を変えながら楽しむのが一般的です。

2. 生春巻き(Gỏi Cuốn)- ヘルシーで食感豊かな前菜の主役

生春巻き(Gỏi Cuốn)は、エビや野菜、豚肉などをライスペーパーで巻いた、ヘルシーでピリ辛なタレが合う前菜です。透明なライスペーパーから透けて見える色鮮やかなエビとニラは、目で見ても楽しめます。中には大葉やレタス、細い米麺(ブン)などがぎっしりと詰まっており、シャキシャキとした食感がたまりません。日本のベトナム料理店ではマイルドなスイートチリソースが添えられることが多いですが、本場ではコクのあるピーナッツ味噌ダレ(トゥオン・チャオ)をつけて食べるのが主流です。油で揚げていないため、カロリーを気にする層からも圧倒的な支持を得ています。

3. バインミー(Bánh Mì)- サクふわ食感の絶品サンドイッチ

バインミー(Bánh Mì)は、外はカリッとしたフランスパンに、お肉やレバーパテ、たっぷりのなますや野菜を挟んだサンドイッチです。かつてフランスの統治下にあった歴史から生まれた、まさに東西の食文化が融合した大傑作と言えます。使用されるパンは米粉がブレンドされているため、見た目以上に軽くてサクサクとした、独自のふわっとした食感が特徴です。一口かじると、濃厚なレバーパテの旨味と、日本の「紅白なます」にそっくりな大根と人参の甘酢漬けの酸味が口いっぱいに広がり、絶妙なバランスを保ちます。ベトナム料理 食べやすい 初めての方であっても、親しみやすい味わいから近年日本国内で専門店が急激に増えており、テイクアウトグルメとしての地位を確立しました。

バインミーの日本国内での普及スピードには目を見張るものがあります。専門調査機関のレポートによると、国内におけるバインミーの常設専門店やキッチンカーなどの販売拠点は、2010年時点ではわずか15拠点ほどでしたが、2024年末には540拠点にまで拡大したことが分かっています。私も一時期、あのサクサク感に病みつきになり、都内の専門店を何軒も食べ歩いたものです。どこへ行っても行列ができており、日本のランチカルチャーに完全に溶け込んでいるのを肌で感じました。

4. バインセオ(Bánh Xèo)- パリパリ生地のベトナム風クレープ

バインセオ(Bánh Xèo)は、米粉の生地をパリッと黄金色に焼いた、ベトナム風のピザ・クレープ料理です。「黄色いから卵焼きでは?」と勘違いされやすいのですが、この鮮やかな色は生地に混ぜられたターメリックによるものです。ココナッツミルクを隠し味に加えた生地を中華鍋で薄く焼き上げ、中に豚肉、エビ、もやしなどをたっぷりと挟み込みます。食べ方が非常にユニークで、焼き上がった生地をちぎり、さらに大量のサニーレタスやハーブで包んで、甘酸っぱい魚醤ベースのタレ(ヌクチャム)につけて豪快に頬張ります。パリッとした香ばしさと、中から溢れる具材のジューシーさがクセになる逸品です。

5. ブンチャー(Bún Chả)- 炭火焼き肉と甘酸っぱいタレの極上つけ麺

ベトナム料理 定番 人気メニューの一つであるブンチャー(Bún Chả)は、甘酸っぱい温かいつけダレに、ハーブや細い米麺、炭火焼きの豚肉をつけて食べる麺料理です。ベトナム北部のハノイが発祥で、現地ではフォーと並ぶ超人気メニューです。そうめんのような細い米麺(ブン)を、炭火で香ばしく焼いた豚バラ肉やつくねがゴロゴロと入ったタレに浸して食べます。このタレは、魚醤、砂糖、酢をベースに作られており、甘味と酸味のバランスが日本の「冷やし中華」や「天つゆ」を彷彿とさせ、日本人なら誰もが一口目で「あ、好きな味だ」と確信する美味しさです。現地を訪れた外国人観光客の満足度調査でも、常にトップクラスにランクインする隠れた本命メニューと言えます。

苦手な人も安心!パクチーや香草への対策とベトナム語フレーズ

ベトナム料理が日本人の口に合うことは間違いありませんが、唯一にして最大の障壁となるのが「香草(ハーブ)」です。特にパクチー(コリアンダー)の独特の風味が苦手で、ベトナム料理を敬遠してしまう人は少なくありません。

しかし、実は本場ベトナムのフォーやバインミーには、必ずしも最初からパクチーが大量に入っているわけではありません。現地では、ハーブ類は別皿でドサッと提供され、客が自分の好みでスープにちぎって入れるスタイルが一般的です。つまり、自分でコントロールさえできれば、香草が苦手でも全く問題ありません。ただ、料理の中に最初から刻んだネギなどと一緒に少量のパクチーが混ざっているケースもあるため、完璧に排除したい場合は、注文時にしっかりと意思を伝える必要があります。

ベトナムのローカル食堂や屋台で注文する際は、以下のシンプルなベトナム語フレーズを覚えておくと非常に便利です。スマートフォンの画面で見せるだけでも、快く対応してくれますよ。

香草対策に使える便利フレーズ一覧: Đừng cho rau mùi(ドゥン・チョー・ザウ・ムイ): 「パクチーを入れないでください」という意味です。北部でよく通じます。 Không cho rau thơm(コン・チョー・ザウ・トム): 「香草(すべてのハーブ類)を入れないでください」という意味です。パクチー以外のハーブも全て避けたいときにおすすめです。 Để rau riêng(デ・ザウ・ジエン): 「ハーブは別皿に分けてください」という意味です。少しだけ試してみたい場合に最適な表現です。

また、メニュー選びを工夫することでも香草を避けることができます。例えば、バインミーを注文する際は、具材が加熱されているものを選ぶと、生のハーブが比較的少なめになります。
また、ブンチャーのようなつけ麺タイプは、ハーブが完全に別皿で出てくるため、自分で1枚も触れずに炭火焼き肉と麺の美味しさだけを堪能することが可能です。
過剰に恐れる必要はまったくありません。ベトナム料理 定番 人気メニューをはじめとして、少しの工夫で誰でも快適に美味しいグルメを楽しむことができます。

日本国内の専門店と現地ベトナムでの食べやすさ・特徴比較

人気のベトナム料理について、日本国内の専門店で食べる場合と、現地ベトナムのローカル店で食べる場合の味付けや難易度の違いを比較しました。

フォー(Phở)

  • パクチーは別添えか少量。スープは雑味がなくマイルドで、誰でも非常に食べやすい
  • 星1つ。クセが全くないため、国内外問わず最初の一杯として最もおすすめ
  • ハーブやライムが大量に別皿で付く。牛や鶏の出汁が非常に濃厚で、本場の深いコクを楽しめる

バインミー(Bánh Mì)

  • パンが少し柔らかめで食べやすい。なますの酸味が抑えられ、マヨネーズ等でマイルドに調整
  • 星2つ。辛いソースを抜いてもらえば、日本の惣菜パン感覚で美味しく食べられる
  • 炭火で直前に温めるため超パリパリ。チリソースがガツンと辛く、レバーパテの風味が強烈

ブンチャー(Bún Chả) ⭐

  • 提供している店舗がやや少ない。タレの甘味が日本人好みに上品に仕上げられている
  • 星1つ。ハーブを入れなければ、完全に日本の「炭火焼き肉つけ麺」として楽しめて失敗ゼロ
  • ハノイの至る所に専門店がある。炭火の煙をまとった肉がジューシーで、お替わりしたくなる旨さ
日本国内のベトナム料理店は、日本人が苦手としがちな独特の匂いや香草を劇的に抑え、非常にマイルドに仕上げられています。一方で、現地ベトナムの魅力は何と言っても圧倒的な出汁の濃厚さと、炭火の香ばしさです。どちらも異なる良さがありますが、香草が不安な方はまず国内の店舗で味に慣れ、現地ではブンチャーのようにハーブを完全に隔離できるメニューから挑戦するのが賢い戦略です。

香草嫌いを克服したハノイ旅行:拓也さんの体験談

東京のIT企業に勤める拓也さん(32歳)は、同僚とのベトナム・ハノイへの出張を控えて胃が痛む毎日を送っていました。彼は子供の頃からセロリやパセリといった香りの強い野菜全般が全く受付ず、特にパクチーはカメムシのような臭いにしか感じられないほどの香草嫌いだったからです。

ハノイに到着した初日の夜、現地オフィスのスタッフに連れられてローカルのフォー専門店へ行くことになりました。拓也さんは事前にネットで調べたベトナム語を必死に思い出し、カタコトで「ドゥン・チョー・ザウ・ムイ(パクチーを入れないで)」と店員に告げました。しかし、厨房は大忙しで、運ばれてきたスープの表面には刻んだハーブがしっかりと浮いていました。

絶望しながらも、彼はスープの上の緑の葉をスプーンで1枚ずつ丁寧に取り除き、恐る恐るスープを口に運びました。その瞬間、彼の脳内に衝撃が走りました。パクチーの香りを完全に忘れるほど、牛骨から取った出汁の旨味とシナモンのほのかな甘い香りが、驚くほど上品で奥深かったのです。彼は「ベトナム料理の主役は香草ではなく、この極上の出汁なんだ」と初めて気づきました。

その後、3日間の滞在中に拓也さんはブンチャーやバインミーも次々と制覇しました。ハーブを別皿のまま手つかずにすることで、帰国する頃には「ベトナム料理は人生で一番好きなジャンルかもしれない」と180度意見を変えていました。今では日本のベトナム料理店に週1回ペースで通うほどのファンになっています。

主な内容の要約

日本の出汁文化に通じる優しい味付けが魅力

米を主食とし、牛骨や鶏ガラのスープを重んじるベトナム料理は、日本人の味覚に驚くほど自然に馴染みます。

香草は「コントロール可能」だと知る

現地ではハーブが別皿で出ることが多いため、フレーズを活用して抜いてもらうか、触れなければ苦手な人でも全く問題ありません。

初心者はフォー、バインミー、ブンチャーから

この3大メニューは日本国内でも店舗数が激増しており、辛さやクセが極めて少ないため、最初の一歩として絶対に失敗しません。

他の関連問題

ベトナム料理は全体的に辛いものが多いですか?

いいえ、ベトナム料理は東南アジア料理の中でも特にマイルドで、基本の味付けで激辛なものはほとんどありません。タイ料理のように最初から唐辛子が大量に練り込まれていることは稀で、基本的には卓上のチリソースや生の唐辛子を自分で足して辛さを調節するスタイルです。そのため、辛いものが苦手な方や小さなお子様でも安心して食べられます。

パクチーが完全にダメなのですが、フォーは楽しめますか?

完全に楽しめます。フォーのスープ自体は牛骨や鶏ガラ、生姜、シナモンなどで出汁を取っており、パクチーの風味は一切含まれていません。注文時に「Không cho rau mùi(パクチーなし)」と伝えるか、日本の店舗であれば「パクチー抜き」と指定すれば、ネギだけの優しい出汁うどんのような感覚で、最後の一滴まで美味しくいただけます。

現地ベトナムの屋台で食べるのはお腹を壊しそうで不安です。

無理にローカルすぎる屋台へ行く必要はありません。現在のベトナム、特にハノイやホーチミンなどの大都市には、冷房完備の清潔な大型レストランや、ショッピングモール内のフードコートに有名チェーン店が多数入っています。まずはそうした衛生管理が徹底された店舗から始め、慣れてきてから地元の人で賑わう常設の路面店へステップアップするのが安全です。

ベトナム料理についてもっと知りたい方は、ベトナム料理で日本人に人気のものは?もチェックしてみてください。