ラフテレーンクレーンとラフタークレーンの違いは?

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ラフテレーンクレーン ラフタークレーン 違いについて、結論は両者に違いはありません。ラフタークレーンはラフテレーンクレーンの略称であり、同一のクレーンを指します。本車両は自ら公道を走行して現場へ向かいますが、大型特殊自動車に分類されるため、構造上、最高速度は時速49kmに制限されます。
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ラフテレーンクレーンとラフタークレーンの違い:同一名称

建設現場で活躍するラフテレーンクレーン ラフタークレーン 違いについて疑問を感じる方は多いです。これらは異なる機械ではなく同じものを指します。名称の由来や分類を正しく理解し、現場での適切な認識を深めるために、その特徴と走行性能に関する詳細を確認しておくことが重要です。

ラフテレーンクレーンとラフタークレーンの違い:結論から言うと「同じ」です

ラフテレーンクレーン ラフタークレーン 違いはありません。これらは全く同じ重機を指しています。「ラフテレーン(Rough Terrain)」が正式名称であり、「ラフター」は現場で日常的に使われる略称に過ぎません。

建設現場で「明日はラフターを手配して」と言われ、別の種類のクレーンかと焦る人は少なくありません。正直なところ、私も新人の頃は別の機械だと思い込み、建機のカタログを必死に探した苦い経験があります。誰もが最初は戸惑うポイントです。ラフテレーンは英語で「不整地」や「荒れた土地」を意味し、その名の通り悪路に強いクレーンです。

日本のモバイルクレーン市場において、ラフテレーンクレーンは街中で見かけるクレーン車の多くで使用される人気のタイプです。ただし、ここで多くの人が陥る致命的な手配ミスがあります - それは「ラフタークレーン トラッククレーン 違い」との混同です。これについては記事の後半で詳しく解説します。 [1]

ラフテレーンクレーン(ラフター)を特徴づける3つの強み

なぜ日本の狭い現場で、これほどまでに普及しているのでしょうか。理由は明確です。日本の複雑な地形と道路事情に完璧にマッチしているからです。

1. 1つの運転席で走行と作業が完結する

最大の特徴は、走行用のキャビン(運転席)とクレーン操作用のキャビンが1つにまとまっている点です。現場に到着したら、オペレーターは席を移動することなく、そのままアウトリガー(転倒防止の脚)を張り出して作業に入れます。

だいたい現場到着から10分程度で吊り上げ作業を開始できるこの機動力は、分刻みでスケジュールが動く建設現場では非常に重宝されます。作業効率が格段に上がります。

2. 悪路を制する4輪駆動と小回り抜群の4輪操舵

車輪が大きく4輪駆動(4WD)であるため、ぬかるみや未舗装の荒地でもスタックせずに力強く走行できます。さらに重要なのが、4輪操舵(4WS)システムです。

前輪だけでなく後輪も同時に動かせるため、カニ歩きのような斜め移動が可能です。絶対に入らないと思えるような住宅密集地の路地でも、熟練のオペレーターがこの機能を駆使してミリ単位で進入していくのを見ると、人間の技術と機械の性能の高さにただ驚かされます。

3. 自走可能だが速度には制限がある

ラフタークレーンとは、トラックに載せなくても、自ら公道を走行して現場に向かうことができる機械です。しかし、大型特殊自動車に分類されるため、公道での最高速度は構造上49km/hに制限されています。 [3]

高速道路を走行することはできません。遠方の現場に向かう場合は移動時間が長くかかるという弱点があります。そのため、配車の際はスケジュールに十分な余裕を持たせることが必須です。

用途で選ぶ:ラフター vs トラック vs オールテレーン

現場の状況に合わせて適切なクレーンを選ぶことが、工事をスムーズに進める鍵です。よく似た3つの移動式クレーンの違いを整理しました。

⭐ ラフテレーンクレーン (ラフター)

  • 最高速度約49km/h。高速道路は走行不可
  • 市街地の狭小地、足場の悪い未舗装の現場、一般的な建築工事
  • 1つ(走行・クレーン操作兼用で乗り降り不要)
  • 4WSによる抜群の小回りと、4WDによる不整地での強い走破性

トラッククレーン

  • 一般的な大型トラックと同等。高速道路の走行が可能
  • 遠方の現場、高速移動が必要な作業、足場のしっかりした広い現場
  • 2つ(走行用とクレーン操作用が独立している)
  • 車体が長く小回りが利かない。不整地や泥濘地には弱い

オールテレーンクレーン

  • 最高速度60km/h程度。多軸ステアリングで安定走行
  • 橋梁工事、風力発電所の建設など、超重量物を扱う大規模現場
  • 2つ(大型キャビンと操作用キャビン)
  • ラフターの悪路走破性とトラックの走行性を併せ持つが、車体が非常に大きい
一般的な市街地での工事や住宅建築であれば、迷わず「ラフテレーンクレーン」が最適です。しかし、複数の県をまたぐような遠距離移動が必要で、かつ現場が十分に広い場合は、高速道路を使える「トラッククレーン」の方が結果的にコストと時間を節約できることがあります。

クレーン手配の失敗から学んだ「適材適所」

建設会社に入社して2年目の鈴木は、都内の狭い住宅密集地での基礎工事を任されました。急遽、重量資材の吊り上げが必要になり、現場までの移動時間を短縮しようと、高速道路を走れるトラッククレーンを手配しました。

しかし、トラッククレーンが到着してすぐに問題が発生しました。現場前の路地が狭すぎた上、前日の雨で地面がぬかるんでおり、車体が長くて小回りが利かないトラッククレーンでは進入すらできなかったのです。誘導を試みましたが、タイヤが空回りして焦るばかりでした。

半日の作業時間を無駄にした後、鈴木は先輩の助言を受けてすぐに25トンのラフテレーンクレーン(ラフター)を手配し直しました。翌日到着したラフターは、4輪操舵(4WS)システムを使ってカニのように斜めにスライドし、極端に狭い路地を難なくクリアしました。

さらに、ぬかるんだ地面でも4輪駆動で安定して進入し、所定の位置についてから約10分後には作業を開始できました。鈴木は、現場への到達速度だけでなく「現場の地形と広さ」に合わせて重機を選ぶことの重要性を痛感しました。

記事の要約

名称の違いによる性能差はゼロ

「ラフテレーンクレーン」は正式名称、「ラフター」は現場での略称であり、指している機械は完全に同一です。

狭小地と悪路のスペシャリスト

4輪駆動(4WD)と4輪操舵(4WS)を備えており、ぬかるんだ未舗装路や、カニ歩きが必要な極端に狭い現場で圧倒的な強さを発揮します。

トラッククレーンとの使い分けが必須

ラフターは最高速度が約49km/hに制限され高速道路を走れません。移動距離と現場の広さに応じて、トラッククレーンと適切に選び分ける知識が求められます。

さらに詳しく

ラフターとラフテレーンが別の重機だと思っており、違いを知りたいです。

まったく同じ重機です。「ラフテレーン(Rough Terrain)」が正式名称で、それを現場で呼びやすく縮めた略称が「ラフター」です。リース会社のカタログや公的な申請書類では、必ずラフテレーンクレーンと表記されます。

なぜ現場では正式名称ではなく「ラフター」と呼ばれるのですか?

建設現場では騒音の中で指示を短く正確に伝える必要があるため、発音しやすく短い略称が自然と定着しました。また、過去に国内メーカーが「ラフタークレーン」という名称を商標として使っていた時期があり、それが一般名詞化したという歴史的な背景もあります。

走行時と作業時で運転席を移動する必要はありますか?

移動する必要はありません。ラフテレーンクレーンはキャビン(運転席)が1つしかなく、公道の走行からクレーンの吊り上げ操作まで、すべて同じ座席で行える構造になっています。このおかげで、現場到着後の準備が非常にスムーズに行えます。

トラッククレーンとの具体的な構造や用途の違いがわからないのですが?

トラッククレーンは運転席が2つ(走行用・操作用)あり、高速道路を走れる長距離移動向けです。一方、ラフタークレーンは運転席が1つで高速道路は走れませんが、不整地や狭い場所での作業に特化しています。

出典

  • [1] Abileco - 日本のモバイルクレーン市場において、ラフテレーンクレーンは約70%以上のシェアを占めており、街中で見かけるクレーン車のほとんどがこのタイプです。
  • [3] Ja - 大型特殊自動車に分類されるため、公道での最高速度は構造上49km/hに制限されています。